セラピストになるためのお話(むくみとは?)

むくみとは?

こんにちは😊

奈良県生駒市リラクゼーションスクール&サロン「おうちサロンしゅろ」のちばです。

今回は「むくみ」についてお話します。

 

むくみとは間質液が通常よりも多く溜まってしまった状態です。間質液とは細胞や血管の外にある水分のことです。血漿の一部は毛細血管から外にしみ出て間質液となりますが、その全部が毛細血管かに直接戻ることはできません。その戻らなかった残りの間質液を回収して戻すのがリンパ管です。

毛細血管と間質との間の水分のやり取りや、リンパ管による間質液の回収に何らかの問題が生じて、そのまま水分が間質に増えて溜まっているのがむくみです。

【毛細血管から水分が間質に過剰にしみだす】もしくは【リンパがうまく流れず間質液が血液に戻りにくい】のどちらかが直接的な原因です。

静脈の流れが悪かったり、血漿タンパク質の量が関係したり、がんや炎症も原因となります。リンパの流れが問題となるむくみはリンパ浮腫といいます。

リンパの流れは、下肢ほど下から上へ、しかも遠くまで流れていかなければならないので、通常は下肢の方がむくみやすくなっています。1日立ち仕事などの人は病気でなくても夕方には脚が少しむくむようになります。

 

飢餓・ダイエットなどで栄養状態が悪化すると血漿タンパク質が足りなくなり、身体はむくみます。血漿タンパク質で一番多いアルブミンは肝臓で作られるので肝臓病や肝機能が低下してもむくみます。心不全も静脈の流れが滞りむくみます。腎臓が悪くなると尿が正常に作られずにむくみます。

副腎皮質や甲状腺の病気、進行した糖尿病もむくみの原因となります。

 

四肢の片方だけむくんでいる時は炎症か静脈やリンパ管に原因があります。

むくみがある時は

むくみがある時は筋ポンプを有効に使い、下肢を中心に体を動かしましょう。寝たきりの人や、運動不足の人はむくみやすくなりますのでマッサージも有効です。「むくんでいる時はあまり水分を摂らない方が良いのですか?」とたまに聞かれる方がいらっしゃいますが、腎臓に問題がなければ水は飲んで下さい。水分を多く摂れば血液はサラサラになり、尿もたくさん出て、間質液の回収が進みむくみが解消されやすくなります。

むくみを見つける

むくみを見つけやすい場所は下記の通りです。触ってぶよぶよしていないかチェックしましょう🤚

脛骨の内側面

足の甲。

くるぶしの周り。

瞼を縦につまんでシワが残るとむくんでいる。

 

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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